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Shigeru Kawai 国際ピアノコンクールについて Shigeru Kawai 国際ピアノコンクールについて

Shigeru Kawai 国際ピアノコンクールは、株式会社河合楽器製作所の創立90周年を記念して2017年に創設されたコンクールです。
次世代を担うピアニストの発掘・育成、国際交流の推進並びに世界の音楽文化の振興を目的としています。

このコンクールには二つの大きな特色があります。
一つ目は、全ての審査会で Shigeru Kawai グランドピアノを使用することです。
1次予選~ファイナルで使用されるフルコンサートピアノ "SK-EX" は、2001年の誕生から20年以上にわたり、数多くの著名国際ピアノコンクールで公式ピアノとして採用され、奏者によって多彩な音色を奏でられる楽器として国内外で高い評価を受け続けてきました。

二つ目は、ファイナルの課題曲が「2台ピアノによるピアノ協奏曲」であることです。
第2回から採用されたこの2台ピアノのピアノ協奏曲では、モスクワ音楽院ピアノ科学科長・教授であり世界的なピアニストであるアンドレイ・ピサレフ氏、そしてピサレフ氏と同じく故セルゲイ・ドレンスキー教授門下であり、若手ピアニストとして世界的な活躍をされているアレクセイ・メルニコフ氏がオーケストラパートを演奏。
彼等の力強い音楽的サポートを受け、思う存分音楽を表現して頂きます。

※Shigeru Kawai 特設ページはこちらへ(https://www.shigerukawai.jp/)

Greetings

代表取締役会長兼社長 河合 弘隆

Shigeru Kawai 国際ピアノコンクール委員会 委員長 河合 健太郎 日本/Japan (株) 河合楽器製作所 代表取締役社長

当社創立90周年を記念して創設された Shigeru Kawai 国際ピアノコンクールは、今回で第5回の開催を迎えることとなりました。これまでに20以上の国と地域から1,000名を超えるピアニストの皆様に参加いただき、国際的な注目を集めるコンクールに成長していることを非常に嬉しく思います。これもひとえに関係者の皆様のご支援とご協力の賜物であり、心より感謝申し上げます。

私達は創立100周年となる2027年を間近に控え、創業以来97年間連綿と受け継いできた「カワイイズム」、すなわち常に高い理想に向けて挑戦し、苦境に決して屈せず、誠実で温かくあることを改めて胸に刻み、発展させていく決意を新たにしております。そして、100周年を越えたその先の100年も、「世界一のピアノを作る」という究極の目標に向けて、カワイは引き続き邁進していきます。

この度のコンクールで、私達の夢の結晶たる ”Shigeru Kawai” とともに皆様が奏でる素晴らしい演奏を、心から楽しみにしています。

Advisor

小林 仁

顧 問 小林 仁 日本/Japan ピアニスト、東京藝術大学名誉教授
日本ショパン協会顧問、日本ピアノ教育連盟名誉会長

第25回日本音楽コンクール優勝・特賞受賞。ドイツ・バイエルン州の給費留学生としてミュンヘンに留学。
1960年ワルシャワショパン国際ピアノコンクール入選。数多くのリサイタルやN響をはじめとして、日本のほとんどのメジャーのオーケストラと40曲以上のコンチェルト協演の経歴を持つ。

1995年にはワルシャワのショパン国際ピアノコンクールをはじめ、ジュネーブの国際コンクールなど内外の多くのピアノコンクールの審査員として招待されている。ポーランド政府よりポーランド文化へ大きな貢献をはたしたとして、最高位の文化勲章である「グロリア・アルティス文化功労ゴールド勲章」を叙勲。2015年日本政府(内閣府)より、秋の叙勲で瑞宝中綬章を受章。
東京芸術大学名誉教授、日本ショパン協会顧問、日本ピアノ教育連盟名誉会長

海老 彰子

音楽顧問 海老 彰子 日本/Japan 本コンクール第1回、第2回 審査委員長
ピアニスト、日本ショパン協会会長
横浜市招待国際ピアノ演奏会企画委員長

第41回日本音楽コンクール優勝後、パリ国立高等音楽院に留学。ロンティボー、ショパン各国際コンクール上位入賞。日本ゴールドディスク大賞2回等多数の受賞歴を持つ。共演した演奏家の数も多く、なかでもアルゲリッチとの2台のピアノの共演模様は世界各国で繰返しTV放映された。

独奏や各国オーケストラとの共演、CD録音・TV・ラジオ出演等、世界36ヶ国で長年に亘り演奏活動を展開中。浜松国際ピアノコンクール審査員長やショパン国際ピアノコンクール審査委員も務める。
近年は国際的に音楽家の育成にも尽力し、世界の音楽界からも信任が篤い。